Way to the dream.

大好きなやきゅうとたからづかをmixさせてしまいました。

Caipiroska *4

4 不思議な気持ちだ。 今日初めて出会ったのに、まるで昔から知り合いだったかのような。 彼は、鳳翔大さん と言った。なんでも、この辺りの劇団で役者をしているそうだ。人懐こい笑顔で、次から次へと話題をふってくれる。 「へー、山田くんて野球選手なん…

Caipiroska *3

3 しばらくして、ドアベルが勢いよく鳴った。 「マスター、話の途中にごめんなー」 すらりと背の高い人が、騒々しく入ってきた。 「おー、おかえりー」 「こんな時間に、劇団から電話で…って、お客さんいらしてたんや…」 すみません、と俺の方にぺこりと頭を…

Caipiroska *2

2 ー カラン、コロン 「いらっしゃいま… おっ、哲人!ひさしぶり!」 「どうも…」 「元気ないなぁ。ま、今日は絶対来ると思っててんけどな。ふふっ」 マスターはいつもと変わらない笑顔で、あたたかく迎えてくれた。 「はい、おつかれ。今日ここでもええ?」…

Caipiroska *1

1 4月とは言えど、夜になるとまだ少し肌寒い。その証拠に、うっすらと白いため息が、闇夜に消えていく。 ああ、また今日も負けてしまった。折角のチャンスをものに出来なかった。 (あの時、思い切ってバットを振っていたら…) あかん、もしもの話はよそう…

※ 1st ※

1st

はじめまして、青海(おうみ)です。 三十路を目前に控え、脳内お花畑な会社員です。 某すみれ歌劇団88期の大きな人。 そして、某つばめ球団の333な甘えん坊さん。 私の心を鷲掴みにするお二方が、もし巡り会ったなら… 考え出したら妄想が止まらなくなりまして…